東海ブロック 雪崩事故防止講習会 2024/1/13〜1/14

天候:13日雪  14日晴れ   参加者:Hon

1月13日〜1月14日長野県小谷村栂池高原スキー場にて東海ブロック雪崩事故防止講習会が行われた。当会からはHonが参加の他岐阜県からは、大垣労山から3名全体で10名ほどの参加者で講習が進められた。

 事前に机上講習で雪崩発生のメカニズムについて学習した上での参加であったので、実技は有意義なものになった。

 1日目は大雪が降る中、雪の観察や弱層テストについて実技講習を受けた。どのようなことをするのかは、以前から分かっていたが、道具を手に持って行うのは今回が初めてとなった。山を初めてしばらく経つが、弱層テストをするような、リスキーな所は行く方ではないので、これを契機に雪山に挑戦していきたいと思った。弱層テストの条件は天気や日射、時刻によって精度が変化する、その場所に住んでいないと分からないのが正しい所なので、現地の情報や前日までの入山者のブログ、などなどさまざまな情報を入手することが肝心であると思う。

 2日目はコンパニオンレスキューについて学んだ。早く、安全に、確実にが肝心である。そのためには経験がものをいうが、早くでは発見埋没者の掘り出しに多くの時間を割いた。

 埋没者の探索にはビーコンを使用するが、自分のビーコンはBCAのトレッカーⅡで、10年前のクラッシックモデルだ。現在の最新機種と比べて探査時間はどんなに訓練しても2倍以上かかる。探される立場から言うといささか無責任な感じを受けるので近いうちにビーコンの買い替えを検討しなくてな行けないだろうと思った。

2日間の講習はあっという間に終わった。まとまった雪が降ったおかげで、スキー場は全国からたくさんのスキー、ボーダーが新雪を楽しみに来ていた。また、BCに白馬乗鞍目指すパーティーもちらほらと。外国BCフリークの何人か見かけた。今回の講習での技能知識を多くの雪山を目指す方達に身についてもらえると、雪崩による事故が少しでも減るのにと強く感じ、小谷村を後にし、帰路に就いた。